私の読んだ書籍でぜひご紹介したいものを書評レビューしていきます。ストレスフリーな人生を手に入れるために必要と感じたものばかりですので、ぜひ機会があれば読んで頂きたいです。第1回目は落合陽一さんの「日本再興戦略」です。

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日本再興戦略 [ 落合陽一 ]
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落合 陽一は、日本の研究者、大学教員、博士、メディアアーティスト、実業家。ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 代表取締役社長、筑波大学 学長補佐・デジタルネイチャー推進戦略研究基盤 基盤長・図書館情報メディア系 准教授 デジタルネイチャー研究室主宰。

落合さんはこのように大学の教員から企業の社長、研究員、アーティストと非常に幅広い分野で活躍されている方で、あの落合信彦さんの子供でもあります。テクノロジーとアートで誰も見たことのない世界を表現し「現代の魔法使い」という呼ばれ方もしています。そんな落合さんが提唱する今後の日本を再興させる戦略とは?
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今の日本の現状

現在の日本は非常に多くの課題や問題が山積みです。

日本は明治から戦後の時代に作り上げられた西洋的な価値観に未だに支配されています。画一的な教育、住宅ローン、マスメディアの普及、官僚主導の政治など。これらは近代の高度経済成長時代には非常にうまく機能し、日本を世界でも有数の経済大国に押し上げたのです。

しかし、時代は移り変わりインターネットを中心としたIT社会になると、グローバル化が急速に進み日本は世界との競争から押されるようになっていきました。世の中の大きな潮流に対して、あらゆる面でアップデートできていないのです。これは私もそうですが、多くの人が感じているのではないでしょうか?

・時代に合わない憲法や法律が今だにアップデートされない

・画一的な教育により、スペシャルな人材が生まれない

・年金を中心とした社会保障システムの崩壊

・終身雇用や年功序列といった概念の崩壊

ちょっと考えただけでもこのままじゃ日本大変!と思うことがたくさんあります。そんな時代を私達はどう生きていけばいいのか。どう意識を変えていくべきか。今後日本が取るべき生存戦略の大きな指針をこの本では非常に具体的に記述されています。

第1章 欧米とは何か

日本は明治維新で、それまでの東洋的思想から一気に西洋的思想を取り入れ、憲法や教育・文化などを変化させて今に至ります。ですが、それがそもそも日本人の気質に合っているのか?本当はそれまでの日本の歴史や思想からすると相性が悪いのだそうです。

働き方を例に出している部分が非常に印象的でストレスフリーと関係してきますが、「ワークライフバランス」という仕事と生活は別!という考え方ではなく、「ワークアズライフ」生活の中に仕事が自然に溶け込むような生き方の方が日本の歴史文化からしても気質に合っている。これはその通りだなと思いました。オンとオフをうまく切り替えるのではなく、その境界線がわからないような生き方が最もストレスフリーですし理想的。好きな事で生きていくというのはそういう事だなと感じます。

これからの日本に必要なのはいろんなコミュニティがあって、複数に所属し、自由に抜けたり入ったりできるような社会構造です。コミュニティは地域ベースでもいいし、趣味ベース、やりたい事ベースなどいろんな形があっていい。そんな生き方ができたら、働くという感覚ではなくなっていくかもしれませんね。

第2章 日本とは何か

この章は日本の歴史から日本人の価値観を読み解く内容で、歴史好きな私にとっては非常に面白かった。

日本の統治機構がある程度形作られたのは、実はかなり昔にまで遡って「飛鳥時代」。中臣鎌足による大化の改新で、象徴の天皇・実務の官僚という制度が確立されています。その後、日本書紀や古事記といった書物を書き直し、天皇は神の子孫であるという物語を作りました。象徴天皇制がすでにこんな昔から出来上がっていたのですね。そして、約1300年間、この仕組みは大きく変わる事なく現在に至ります。

でも日本は天皇だけが神!という一神教になりませんでした。日本各地にいろんな形の神が存在し、祀られています。天皇は八百万の神の1つに過ぎず、自然信仰は生き続けました。なので、日本は国教を定義する事なく信仰を定義できてしまった非常に特殊な国なのです。

このあたりの歴史の流れはすごく面白いですね。日本は画一的と言いつつも、歴史を辿れば非常に多様性な文化であったことがわかります。そう考えると、中央集権的な制度よりも地方分権中心にして、それぞれの地方で物事を決定し政治を動かしていく方が本質的に日本に合っているという意見に納得します。

江戸時代はこの仕組みでうまく世の中が回っていました。そして、江戸時代の士農工商という制度はこれからの時代にも合うモデルになります。特に農「百姓」のような生き方がこれからは重要になります。100の生業を持つ多動性の高い人が価値を生み出せる時代になり、逆に商の部分はAIによってどんどん自動化されていきます。農工のようなクリエイティブを生み出せる人材が最も活躍する時代の到来です。

そしてのこの章でもう1つ特筆すべきは日本人の拝金主義です。お金を中心として物事を考えすぎなところがあります。仕事を決める時まず年収を考えたり、結婚相手の条件に思いっきり年収を求めたり。本来は相応の価値を提供しているからそこにお金が流れるのが自然です。こうなったしまった背景はマスメディアが作り上げたことが大きい。知らぬ間に自分たちは拝金主義に洗脳されてしまったのでしょう。

自分を拝金主義とは思いませんが、知らず知らずのうちにそういった意識を埋め込まれてしまっているのかもしれない。拝金に蝕まれたら、いつまでたっても幸せな人生にはなれないと感じます。これもストレスフリーに大きく関わってくる要素であると認識しました。

第3章 テクノロジーは世界をどう変えるか

この章にはこれから先の未来で具体的に実現していくテクノロジーによる変革事例が書かれています。落合さんの本領発揮!といった章でした。

・自動運転技術

・自動翻訳技術

・Uberなど自動運転タクシー

・UberEatなど食事配達サービス

・次世代通信5Gによる空間伝送

・5Gによるリアルタイムバーチャル中継

・グラスウェア

・5Gによる触覚伝達

・AIによる音声コミュニケーション

などなど、ワクワクする内容が盛りだくさん!どれも遠い未来ではなく、10年以内に実現されるようなものばかりです。Uberは既にサービスとして実装されていますし、5Gも2020年には世界に先駆け日本でスタートする技術です。これが実装されたとすると、これから伸びてくる産業、逆に無くなっていく産業というのがはっきり見えてきます。それを知った上で今何をすべきかを考えて行動するのは非常に重要なことです。特に自動運転技術は間違いなく日本において普及するので、それだけ見ても運転手のような仕事は今後縮小していくと考えられます。

第4章 日本再興のグランドデザイン

本のタイトルにもなっている一番メインの章。

スタートが人口減少・少子高齢化、このネガティブに受け取りがちな課題をチャンスと捉えよという強烈なメッセージからスタートします。まずここの掴みが凄いですよね!この後の展開が気になって仕方なくなります。

日本が人口減少・少子化の流れになるのは止まらない、むしろそれによって労働力不足などの問題が必ず生じるのですから機械化せざる得ない環境になるということが1つ。そして、日本は世界で一番最初に人口減少を経験する国となり、数年遅れて他の国々も同じような流れになっていきます。特に中国は一人っ子政策の影響で、とてつもない勢いでの人口減少になるのが確実です。相当やばいやつです。日本はその時に、その技術を海外に輸出し放題になります。これが2つ目。最後は教育投資。人材が非常に貴重な環境になるので、大切に育てようという意識が今以上に高まります。

この3つは日本にとって非常にチャンスとなるということです。

日本再興の鍵になる技術はロボット・自動運転技術・ブロックチェーン技術。ロボットや自動運転は高齢化していく社会において、介護や医療の現場では欠かすことのできないものになります。介護ロボット、自動運転する車椅子、認知症をサポートしてくれるグラスウェアなど。

そして地方が主役の政治行政を実現するために、非中央集権型技術のブロックチェーンも欠かせません。ブロックチェーンというと仮想通貨のイメージが強いかと思いますが、本質は誰かが管理するのではなく、みんなで管理しようという分散型台帳技術です。中央に力が集中する仕組みではなくなるということは、別の様々な経済圏を作れるということです。これって凄い技術だと思いませんか?

例えば今インターネット検索シェアのほとんどはGoogleです。つまりGoogleが世界の情報覇権を握っているといっても過言ではないのです。1社に権力が集中しています。でも、その権力をブロックチェーンによって分散できる可能性があるのです。実際ビットコインはそれを実現しています。中央政府が介入しない新しい通貨の形です。色々課題はありつつも新しい管理の形の未来が仮想通貨には詰まっています。そして、日本は実はこの分野において先進国なのです。

今は税金を一旦国が全部吸収して地方に分担する流れですが、地方自治体がICOして資金調達することもできちゃいます。例えば沖縄が独立して新しくトークンを発行しますと言ったら、かなり多くの人が興味を持って買うんじゃないでしょうか。第2章でも触れたように、日本は地方分権が歴史的にも向いている国です。それを実現する具体的な仕組みとして、ブロックチェーンは非常に有効的な手段になり得る技術なのです。

そして、ブロックチェーンが浸透してくると自然発生的に起こるのが「世界VSカリフォルニア」という戦いです。カリフォルニアとは所謂シリコンバレーのことで、世界大企業であるGoogle・Apple・Facebook・Starbacks・Amazonなどは全てカリフォルニアにあります。知らず知らずのうちに、自分たちの使っているお金の大多数がカリフォルニアに落ちる仕組みに今なっているのです。よく日本は今経済が悪くないのに実質賃金が上がらない・実感が沸かないと言いますが、本質はここにあるとのこと。なるほど…とストンと頭に落ちました。

当然その大企業は自分たちの利益を守ろうとしますから、その牙城を崩す可能性のあるブロックチェーンを潰しにかかってくるでしょう。

自動運転技術・ロボット・自動翻訳・ブロックチェーン・トークンエコノミーなど、日本には今後人口現象・少子高齢化を迎える中でも戦える武器がたくさんあります。それらを理解し、意識を変え、前向きに実現していく社会情勢が必要なのだと強く感じます。

第5章 政治

この第5章で最も印象深かったのは、機械国防軍を日本は持つことを提唱していたことです。政治行政は地方が主役になるべきで、中央政府は国を守る仕組みをしっかり作ること。確かに、もし万が一日本が他国の侵略を受けた時に、人が直接現地に行って戦うなんてことは合理性に欠けると思う。戦争なんてないに越したことはない。けど、自分たちの平和が他の国によって脅かされる可能性はゼロではない。北朝鮮問題が象徴するように。

ミサイル防衛システムやドローン技術などを駆使して、国を防衛するための戦力機械化はぜひ進めるべきだと思う。国防は人が幸せに生きる上で絶対欠かすことのできない最重要課題ですから。

第6章 教育

教育分野はこれまで書いてきたことを実現させるために絶対改革が必要です。今の戦後教育の流れのままでは日本はダメになります。特に一番共感したのは高校の在り方。今の高校は中学と大学の間にある「上級中学校」になってしまっていて、受験という制度を乗り越えるためだけにある機関で非常にもったいない。例えば、高校の間に金融や社会システムを学ぶというような機会を創出できたりしないだろうか。その為には、大学のセンター試験や受験制度を変えなきゃダメですね。

教育制度改革が全ての分野に通ずる重要事項な気がします。

第7章 会社・仕事・コミュニティ

ワークアズライフや多様性のある生き方。これがこれからの時代にストレスフリーに人生を生きていくための重要なキーワードであると認識しました。ただ、個人がそう認識しても自分の今所属している企業がすぐにそう変わるかといえば現実そうではないでしょう。ですから、そういった意識の高い人の集まるコミュニティに属したり参加機会を増やすことで学び、準備ができたら思い切ってやってみる!という流れで実現していくしかないと思います。

いずれにせよ、自分は何がしたいのか、何が得意なのか、何が好きなのかを自己分析することがとても重要です。そのことを改めて再確認できました。

まとめ

最後に感想と今後この本から学び実践していくことを書きます。

落合さんの見通す近未来、日本を再興するグランドデザインは恐らく多くのことが実現していくんだろうと思います。その大きな時代の流れの中で、個人として何ができるのか。それを非常に考えさせられる一冊でした。これからの時代に社会に対して価値を提供できる人材とは何か。それは

「先の未来を見据えて、自分のできることを精一杯楽しく実行できる人」

ではないかと考えました。ポイントは先を見据えて・楽しく・実行。本の著者落合さんは正にそれを体現している人だと思いますし、今の時代に活躍されている第一人者の方々にも共通します。

この本からこの先の未来のことを学び、どういう理念で行動していけばいいのかをはっきり導き出すことができました。また、人生に深みと楽しみができたことに感謝しつつ、頑張って生きていこうと思います。

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